国際文化観光セミナー『観光新時代、30のキーワード 第一回 文化観光とまちづくり』

  • date_range 06.03 (Thu) 16:00 ⇨ 06.06 (Sun)
  • Tourismセミナー観光インバウンド

※2021年6月6日までアーカイブ配信予定

世界目線で考える。
国際文化観光セミナー『観光新時代、30のキーワード』
講師:高橋政司(ORIGINAL Inc. 執行役員 シニアコンサルタント)
主催:ORIGINAL Inc.
協力:タイムアウト東京

◎なぜ今このセミナーが必要なのか

観光新時代とはどういう時代でしょうか。

日本は、着実に進んでいく少子高齢化社会、大都市への人口集中の流れの中、過疎化による地域社会の持続可能な発展の鈍化を回避するために観光立国政策に取り組んできました。新型コロナの世界的まん延の有無にかかわらず、これらの課題解決のために依然として、観光が果たす役割と期待は大きいのです。

しかし、ただこれまでの取り組みを継続していけばいいというわけではありません。コロナ以前の取り組みから見えてきた課題もあれば、コロナによってパラダイムシフトとも言えるような大きな価値観のシフトが世界的に起きています。地球環境への配慮や安心安全や危機に直面した際のレジリエンスなどへの意識が高まっていますが、これらもまた観光と密接に関係してきているのです。

観光は、観光業や旅行業だけでなく、今や街づくり全体に大きく関わるものとなりました。ある意味では私たちの生活そのものが観光となっています。そして、インバウンドに注力することは、すなわち国際旅行によって世界とつながるということです。自国のことだけでなく、常に世界を見て、世界を考えることが求められるのです。

本セミナーでは、コロナ禍に世界で話題となったトピックを読み解き、30のキーワードに整理して分かりやすく解説していきます。観光新時代を考えるための基礎知識としてはもちろんのこと、これから世界がどのような未来を目指していくのか、その潮流を理解するヒントにもなるに違いありません。

◎このセミナーでは何が提供されるのか

本セミナーでは、観光新時代に必要とされる30のキーワードを各回6ワードずつ、5回のセミナーに分けて解説していきます。紹介するキーワードは以下の通りです。

●第一回 文化観光とまちづくり
2021年6月3日(木) 16:00-17:30
観光新時代に必要な5つの戦略について、海外事例などを交えてわかりやすく解説します。

キーワード:
観光DX(最先端情報処理技術を活用してまちの文化資源を磨き上げる)
ドイツの文化政策(ドイツが文化主義を貫く理由)
文化的景観(世界が認めるまちづくり)
スマート・モビリティ(魅力あるまちにするための移動手段)
戦略的防災と危機管理SMCD(災害に強いまちづくり)

●第二回 観光新時代の国際旅行
2021年6月10日(木)16:00-17:30
人の移動が可能となり、国際旅行を再開するために必要なことは何か。海外事例を取り入れてわかりやすく説明します。

キーワード: 
トラベルバブル(新型コロナ防止策として諸外国が推進する人流の基本理念)
イミュニティ・パスポート(渡航を再開するために必要な保証)
海外旅行保険(訪れる側、受け入れる側の双方に有益なリスク管理)
非接触アプリ(感染防止のためのセーフティーガードの役割を果たせるか)
キャッシャーレス(キャッシュレスでは不十分?進化する最先端技術)
医療通訳(移民国に学ぶ、観光立国に不可欠な専門人材)

●第三回 世界が取組む社会的課題
2021年6月17日(木)16:00-17:30
世界では今、どのような社会問題に取組んでいるのか。事例を引きながらわかりやすく解説します。  

キーワード:
フライトシェイム(移動時間の短縮に逆流する世界の動き)
インフォデミック(情報社会に起こる伝染病と正しい情報の見分け方)
マイクロツーリズム(地域の魅力を再発見できる「近場旅」)
ガストロノミーツーリズム(マイクロツーリズムを盛り上げる食の価値)
地域通貨(世界的な景気低迷時に登場する地域再活性化のトリガー)


●第四回 環境問題とSDGsな暮らし
2021年6月24日(木)16:00-17:30
SDGsを達成するために世界ではどのような取り組みが行われているのかを紹介しながら、私たちが日常生活で取組めるタスクについて具体的に説明します。  

キーワード:
グリーンリカバリー(EUの決意、脱炭素社会に向けてのグレートリセット)
サスティナブル・ファッション(「誰ひとり取り残さない」ための身近な取り組み)
SDGsとCSR(「企業の社会的責任」から「企業の社会的正義」へ変貌)


●第五回 地域資源でつくる未来
2021年6月30日(水)16:00-17:30
訪れて良し、住んで良しのまちづくりの考え方とその実践方法について世界の取り組みを紹介しながらわかりやすく解説します。      

キーワード:     
キロメートル・ゼロ(地域の生産者を応援し豊かなまちづくりを目指す取り組み)
トランスフォーマティブ・トラベル(知的好奇心を満たす旅、地域の無形の価値が人生を豊かにする)
世界幸福度報告(不安の少ないまちをつくるために必要な考え方)


◎セミナーを通じて何を学べるのか

観光やインバウンド、地域創生などに従事されている方、これからそういった領域で活躍を希望されている方にとっては、観光や地域創生の未来を考えていく上で不可欠な知識を得るための最良の機会となると思います。

また、コロナ禍以降の世界潮流を知ることにもつながりますので、一般教養のアップデートとして学んでいただくこともできます。しかし最大のメリットは、この講座を通じて世界を知ることで、多様なアングルから物事を見る=世界目線を身に付けることができるということかもしれません。

◎講師の高橋政司ってどういう人?

「私は外交官として、国際社会において日本の果たすべき役割を担うミッションを遂行してきました。観光立国の推進に際しては、大規模かつ戦略的なビザ緩和をはじめとする国際観光政策に従事し、日本を世界に開かれた国にするための国際化に貢献してきました。現在は、数々の世界遺産登録を戦略的に実現した実務経験を有する日本で唯一のコンサルタントとして、地域の国際化を支援しています。

多様な価値観で構成される世界の中で、刻々と移り変わる潮流を捉えながら、異なるバックグランドを持つもの同士の相互理解を深め、本質を見失うことなく結果を導いてきた、その経験とノウハウが少しでも皆さんのお役に立てばと思います」

【高橋政司プロフィール】
ORIGINAL Inc. 執行役員 シニアコンサルタント
1989年、外務省入省。外交官として、パプアニューギニア、ドイツ連邦共和国などの日本大使館、総領事館において、主に日本を海外に紹介する文化・広報、日系企業支援などを担当。2005年、アジア大洋州局大洋州課首席事務官として経済連携や安全保障関連の二国間業務に従事。2009年、領事局外国人課首席事務官として訪日観光客を含むインバウンド政策を担当し、訪日ビザの要件緩和、医療ツーリズムなど外国人観光客誘致に関する制度設計に携わる。2012年、自治体国際課協会(CLAIR)に出向し、多文化共生部長、JET事業部長を歴任。2014年以降、外務省国際文化協力室長としてユネスコ(国連教育科学文化機関)業務を担当。「世界文化遺産」「世界自然遺産」「世界無形文化遺産」などさまざまな遺産の登録に携わる。2018年10月より現職。2021年、一般社団法人 日本地域国際化推進機構理事。